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評価方法

出力英文の評価は人手によって行う. 判断基準は以下の3段階とする.
<1> A…英語パタ−ンの変数部分に単語を代入すれば理想的な訳を作成可能

評価Aの例1では, 模範訳とは異なる英文が出力されているが, 非常に質の高い英 文であるので, 評価Aとなる.

同様に, 評価Aの例2でも, 模範訳とは異なる英文が出力されているが, 非常に質 の高い英文であるので, 評価Aとなる.

評価Aの例3では, 模範訳1と同じ英文が出力英文として出力された. よって, 評 価Aとなる.
<2> B…パタ−ンの問題(前置詞, 冠詞やパタ−ン表記 ミス)を解決すれば理想的な訳を作成可能

評価Bの例1では, 出力英部の後半部分が「my he」となっている. 正確には「my he」ではなく「him」である. しかし, この部分の出力英文のミス以外は質の高 い英文が作成されているので評価Bとなる.

評価Bの例2では, 出力英文に入力文の「学力」に相当する英文「scholastic abilities」が不足している. しかし, この部分の出力英文のミス以外は質の高 い英文が作成されているので評価Bとなる.

評価Bの例3では, 出力英文の「parents」の前が「my」ではなく「the」となっている. 「my」を出力するためには英語パターンの$V3$の前に$N1$Î<>possが必要となる. しかし, この部分の出力英文のミス以外は質の高い英文が作成されているので評 価Bとなる.
<3> C…入力文に合った訳が作成不可能

評価Cの例1〜例3は, どれも入力文の意味を表していない. よって評価はすべてC となる.


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平成18年3月24日