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: 点数計算の例 : 結合価パターンの照合 : 格助詞の点数付け   目次

格助詞の配点について

格助詞の使用頻度調査は[3]を利用する。 [3]に登録してあるパターン数が10個の自動詞と他動詞から、各5 種類を選び、用いられている格助詞の使用頻度を調査する。 調査した格助詞の使用頻度を表2に示す。


表 2: 格助詞の出現頻度
が格 に格 を格 で格 へ格 の格 と、から格
100% 56%(56/100) 51%(51/100) 16%(16/100) 11%(11/100) 7%(7/100) 3%(3/100)

注:その他に「まで」格、「より」格、格要素無しが1%有り。

次に、格助詞の使用頻度を元に算出した格助詞の加点、減点を表3に示す。 「が」「に」「を」格以外は使用頻度が低い事と、 使用頻度の高い格助詞でも重要度が高い場合がある事を考慮し、 点数の調整は点数の開きが少ないように行う。 減点については、この加点での最低点数が減点の最高点数と同じになると、 減点による弊害が発生するため、調整をする。 また、減点によって誤った結合価パターンを 出来る限り導き出さないように最悪の場合を想定して配点をする。 加点、減点はどちらも名詞の属性の深さと表3の格助詞の積で一つの 格要素分の点数となり、全ての格要素点の合計が1パターンの点数となる。


表 3: それぞれの格助詞の配点
が格 に格,を格 で格 へ格 の格 その他
加点 3点 3.5点 4点 4点 4.5点 5点
減点 0.5点 0.5点 0.8点 1点 1.2点 1.5点


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平成14年4月10日