: 受身、使役文への対処方法
: 結合価パターンの照合
: 格助詞の配点について
  目次
点数計算の例を示す。
例1:勉強会を開く。
候補パターン1:(3 主体)が(1 全て)を開く。
候補パターン2:(3 主体)が(1223 式、行事)を開く。(正解)
パターン1の計算(深さ1*3.5点)−(深さ3*0.5点)=2点
パターン2の計算(深さ6*3.5点)−(深さ3*0.5点)=19.5点
どちらの候補パターンも、「が」格が省略のために、
「が」格の分だけ減点となる。
加点は「を」格の分で加点、減点が1つずつとなる。
点数計算では2のパターンが正解となる。
1のパターンは「〜を開ける」という意味に対し、
2のパターンは「会を開く」という意味に取れる事からも2が正解となる。
次に、減点の有効性を示す例を述べる。
例2:大会開催が決まった。
候補パターン1:(1 全て)が決まる。
候補パターン2:(1 全て)が(1 全て)[から、より、で]決まる。
パターン1の計算(深さ1*3点)=3点
パターン2の計算(深さ1*3点)−(深さ1*1.5点)=1.5点
減点は、余分な格要素が入っている場合を除外できるため、
有効である。ただし、省略という事を考慮する場合、
パターン2もありうる。
本研究では、出来る限り省略が無く、合致するパターンを正答とする。
平成14年4月10日