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訳語選択を行う場合,名詞と名詞を修飾する言葉との意味的関係から、名詞の訳語候補を絞り込める可能性がある。また,「形容詞+名詞」という組の日本語に英語が対応す
るパターンも複数あると考えられるので、本研究では「形容詞+名詞」を含む
文を,日本語と英語の対応関係から5つに分類する。分類の対象とし
てアンカー和英辞典46108文中より,「形容詞+名詞」の形になっている1054文を
使用する。
(1) 形容詞と名詞それぞれに英語訳語が対応(680文)
例:選手たちは全員青いユニフォームを着ていた
The players all wore blue uniforms.
(2) 形容詞と名詞の組に対して英語訳語が対応
(141文)
例:あいつはまだ青臭い男だよ
That guy's still green.
(3) 当該表現の前後を含む表現に英語訳語が対応
(165文)
例:少女は赤い着物を着た人形を抱いていた
The girl carried a doll in
red in her arms.
(4) 慣用表現(28文)
例:痛い目に合う
have a bitter experience
(5) (1)〜(4)に分類されず文全体で意訳(40文)
例:セールスマンはうまい言葉で学生を釣って英会
話の
カセットテープを買わせた
The salesman talked the student into buying
cassette
tapes for English practice.
2001-10-01