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絞り込み手法の適用例

対応するパターンを絞り込むため,パターンを 「[節 1] 接続助詞 [節 2]」 の構造と考え,節 1・節 2 それぞれに人手により意味を付加する.そして原文 と比較し,一致しなかったものを候補から削除する手法を検討する.パターン 絞り込み手法の手順を図 11 に示す.また,節に意味を付加した表の一 部と例を示す.


  
Figure 11: 絞り込み手法の手順
\includegraphics[scale=1.8]{shiborikomi-tejyun.eps}


 
 
Table 14: 節に意味を付加した表の一部
番号 パターン 節 1 節 2
1 [節2] so that [節1] 好印象,強調 強調
2 [節2] in order to [節1] 好印象 好印象
3 [節2] so as to [節1] 好印象,強調 好印象
4 [節2] for the purpose of [節1] ナシ 強調

(例)彼女はもっとよい仕事につけるように英語を 勉強しています
[節 1:好印象,強調] [節 2 :ナシ]

例の場合,この手法を当てはめる前は英語の対応パターン数が 17 パター ンある.この手法を用いるにあたり,節 1 が「もっと」から強調,「よ い」から好印象の意味を持つと考える.すると,日本語の節 1 に当たる 部分が[好印象,強調] の意味を持つので,対訳候補が表 14 より番号 1・3 に対応することが分かる.このように手法を用いることによって 多くのパターンが削除できるため,対応パターンが絞り込めると期待される. しかし,まだ複数のパターンが存在するため,一意に選択する方法が必要である.




2002-03-06