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節に意味を与える手法例

本研究では対応するパターンを絞り込むため,パターンを 「[節 1] 接続助詞 [節 2]」 の構造と考え,節 1・節 2 それぞれに人手により意味を付加する.

節に意味を与えるために,副詞と形容詞等に着目する.そして,品詞の持 つ意味より,節の意味を決定する.これは,用例をもとに人手で行う.ここで, 節に与えた意味(例:強調)を付加意味と定義する.

そこで,用例よりそれぞれの品詞において,意味の決め手となる表現を考えた. 例えば,副詞において,「もっと」という表現から「強調」という付加意味を 決定した.その結果,副詞においては 7 種類,形容詞においては 2 種類,動詞 においては 1 種類の付加意味を作成した.その全表を付録に示す.そして,そ の一部を表 13 に示す.


 

 
Table 13: 付加意味とその判断例
品詞 付加意味 判断基準(日本語) 判断基準(英語)
副詞 強調 もっと 比較級
    あまり so
    たいへん so,very,such
    とても so,such,very,enough
    非常に such
    すっかり quite,completely
    絶対に never
    よく very,clearly,carefully,so much,well,very often




2002-03-06