本研究では対応するパターンを絞り込むため,パターンを 「[節 1] 接続助詞 [節 2]」 の構造と考え,節 1・節 2 それぞれに人手により意味を付加する.
節に意味を与えるために,副詞と形容詞等に着目する.そして,品詞の持 つ意味より,節の意味を決定する.これは,用例をもとに人手で行う.ここで, 節に与えた意味(例:強調)を付加意味と定義する.
そこで,用例よりそれぞれの品詞において,意味の決め手となる表現を考えた.
例えば,副詞において,「もっと」という表現から「強調」という付加意味を
決定した.その結果,副詞においては 7 種類,形容詞においては 2 種類,動詞
においては 1 種類の付加意味を作成した.その全表を付録に示す.そして,そ
の一部を表 13 に示す.