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  目次
本研究において、文番号を比較し、対応率を算出することで、日英対訳パターン
を自動的に対応づける方法を提案した。そして、アンカー英和辞典5,000文に対
して実験を行い、対訳パターンを抽出した。抽出された対訳パターンから、きち
んと対訳になっているかを人手で評価した結果、完全に対訳であるパターン:5
個、ほぼ対訳であるパターン:26個、対訳ではないパターン:11個という結果が
得られ、31個の対訳パターンが得られた。また、正解率は73.8%となり、日英対
訳パターンを自動的に抽出できる見通しとなった。
しかし、機械翻訳では多くの対訳パターンが必要とされるので、対訳パターン
を増やす必要がある。また、評価を上げ、より信頼できる日英対訳パターンを作
成することも重要である。よって、大規模なコーパスへの適用と、前章で提案し
た手法が必要とされる。
平成14年4月17日