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評価の向上について

本研究では、完全に対訳であるパターンが少なかったので、今後は評価を上げる 手法が必要だと考えられる。その手法の提案を例を用いて行う。
 本研究では、例20のように、対応率が低く評価の対象とならなかったパターン が存在する。

(例20)
$ N $$ N $に : a great $ N $ of $ N $ ・・・ 対応率25%
$ N $$ N $に : $ N $ of $ N $ about the $ N $ ・・・ 対 応率25%
     
     
     

 例20では、「と$ N $$ N $に」と対訳となっているパターンとして、複数の 候補があったが、どの候補も対応率が低く、対訳をパターン決定できなかった。 そこで、候補のパターンの中から、共通な「$ N $ of $ N $」をパターンとして 取り出す。その結果、対訳である「と$ N $$ N $に」と「$ N $ of $ N $」の 対応率が上がり、対訳パターンとして抽出されると考えられる。そして、「と$ N $$ N $に」と「$ N $ of $ N $」の評価も高くなると考えられる。
 ここで提案した手法により、評価の向上とともに、新しい対訳パターンの抽出 が可能になると考えられる。



平成14年4月17日