また,埋め込み文でない文としては,図2に示すように,主節と従属節 が等位関係,従位関係にある文を接続助詞で結んだ重文がある.
なお,底の名詞が以下に示す形式名詞については,今回対象外とする.
前の節に対しては連体修飾される名詞として働くが,後の節に対しては副詞的な 修飾として働くという二面性をもっている.名詞としての「〜とき」「〜ため」 と,接続助詞としての「〜とき」「〜ため」と考えられるため今回は取り扱わない.
(例文1) 事故が起きたとき、飛行機には150人の旅客が乗っていた。
(例文2) 彼の店は不便な所にあるため、はやっていなかった。
上と同様に考えて,助動詞としての「〜ことがある」「〜はずだ」と考えられる ため,今回は取り扱わない.
(例文3) この計画は変更されることがある。