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本研究では結合価文法による動詞の訳語選択能力について、
評価実験を行った。実験の結果、結合価文法を用いれば、
多くの種類の訳語を文に応じて使い分けられることがわかった。
ALT-J/Eによる精度は単文の例文において約90%であった。また
正しい訳語を導き出せれなかった残り10%についても、
諸々の問題が解決されれば大部分が解決されることもわかった。
つまり結合価文法を用いれば、IPALの例文レベルの単文における
ほとんどの動詞は訳し分け可能といえる。
ただ、文脈上二通りの意味にとれる文について、結合価文法だけでは
訳し分けることができない。
2001-03-23