以上から考察で述べた1〜6の問題が解決されれば、結合価文法を使うことによって、 複数の訳語を持つ、基本動詞の標準的な使われ方をした文ついて、 ほぼ100%の精度で正しい意味の訳語を選び出すことができる。
しかし7の場合のように一つの文が二通りの意味を持つ場合、 一つのパターンに二つの訳語が必要となるので結合価文法だけでは 訳し分けることができない。