実験の結果、結合価文法を使えば『○』と『△』の評価
(意味の通じる訳語)が約9割得られた。
一方、翻訳魂の場合では『○』と『△』の評価が合わせて
7割弱しか得られなかった。このことから、結合価文法を
用いれば様々な文脈に応じて訳語を選択できることがわかった。
また翻訳魂の評価結果は代表の訳語で訳した場合と比べ、
全体的に数パーセントずつ良くなっているだけに留まっている。
このことから詳細が不明だった翻訳魂のアルゴリズムは、
結合価文法を用いておらず、最もよく使われる訳語で
訳す方法に加えて、いくつか良く使われる言い回しについて
登録する方法であると思われる。