本研究では音声認識ソフトウェアとしてIBM社製ViaVoice[2]を用いる。
ViaVoiceにおける音声認識結果は、単語ごとに複数の単語候補が優先順位付で出
力される。文全体の単語候補をマトリクス形状で出力したものを単語候補マトリ
クスとする。単語候補マトリクスの一例を表2に示す。
候補文は単語候補マトリクスを全展開することで生成する。表2の単語 候補マトリクスから次のような候補文(1250文)が得られる。
<候補文>
● 彼は机にリースを塗る
● 彼花机にリースを分類
● 彼は机にニスを塗る
● 彼は机にニスを送る
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上記の候補文は意味的な制約を受けていないことが分かる。 このことから、これらの候補文に意味的制約を施すことで、候補文数を削減でき ると考えられる。