再帰的置き換え

単純置き換えとは名詞と接辞の列は一つの記号「N」になるまで繰り返して行な う置き換えである。この置き換えを提案する理由としては、実験データ対訳コーパス 毎日新聞一面記事1万文には長い複合名詞が多く含まれている点があげられる。複合 名詞の存在で、名詞句の構造が不明になる心配がある。これを解決するため置き 換え規則は再帰的置き換えの段階まで提案した。置き換え規則を表 3に示す。｛参考付録 B｝

 

Table 3: 置き換え規則

単純置き換え	再帰的置き換え
1) 名詞(形式名詞以外) $\longrightarrow$ N	6) N + N $\longrightarrow$ N
2) 接頭辞や接尾辞 $\longrightarrow$ S	7) S + S $\longrightarrow$ S
3) 連体詞 $\longrightarrow$ R	8) S + N $\longrightarrow$ N
4) 形容詞 $\longrightarrow$ K	9) N + S $\longrightarrow$ N
5) 形容動詞 $\longrightarrow$ D