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Previous: 5. 実験結果
1. 本研究において英語表現が一意に決定できなかった例を以下に示す。
(例文2) 私は、何冊かの本を失った。
例文2は、まだ本を失った状態が続いている場合は完了形となり、見つかって
いる場合は過去形となる。
このように1文だけでは判断ができない文が機能試
験文集の単文では、約47%存在した。
2. また、正解率が低かった関係節を含む文の例を以下に示す。
(例文3) 犬を探してくれた方には礼をします。
例文3の従属節は、主節の動詞が示す時点で、その行為が完了したことを示してお
り、発話時との時間関係を表していない。そのため従属節でも発話時との時間
的関係を示す英語での候補が1つに絞れないという。
2000-10-06