next up previous
Next: 3. 意味表現への置き換え Up: 日英両言語における時間表現の意味的変換規則の検討 Previous: 1. はじめに

2. 動詞の分類

動詞の時間的性質は動詞の語彙的内容と深く関わっている。 本研究では従来の分類法[1][2]を参考に、語彙的意味の中にある時間的性質 によって、以下の表1に示す通り動詞を3つに分類する。


表1: 動詞分類表

 
動詞の種類  
状態動詞 ある、いる  
  思考動詞 思う、望む  
[0cm][0cm]内的動詞 知覚・感覚動詞 見える、聞こえる  
  動作動詞 走る、書く  
[0cm][0cm]外的動詞 変化動詞 着く、終わる  


内的動詞は、思考動詞と知覚・感覚動詞に分類する。思考動詞は能動的な活動、 知覚感覚動詞は受動的状態を表す動詞である。外的動詞は動作動詞、変化動詞に 分類する。動作動詞は動作自体に、変化動詞は運動の変化の側面に着目 した動詞である。



2000-10-06