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最適木の構築


抽象度による解析では,意味属性の木構造が重要な要因となっている.本研究では 形容詞の係り先を決定するための最適な木構造を汎化を用いて構築する手法を提 案する. ここで,本稿での意味属性の汎化とは,あるノードを削除しその親ノー ドと子ノードを繋ぐことを示す(図3参照).


  
Figure 3: 汎化の例
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\fbox{
\epsfile{file=hanka2.eps,height=30mm,width=50mm}
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最適木の構築では,まずツリー上の全てのノードの貢献度を求める.貢献度はあ るノードが汎化された場合の正解率と現在の正解率との差で表される(式[*]参照).なお,式中のXは意味属性である.



 
貢献度(X)=現在の正解率                                   
                   -Xを汎化した場合の正解率     (1)


次に,貢献度が最小のノードを汎化する.そして一つ汎化するごとにツリー上の全 てのノードの貢献度を新たに求め,さらに汎化する.このことを繰り返し,貢献度 がすべて0より大きい値になるところで汎化を終了する(図4参 照).ここで,図中の数字は貢献度を表す.


  
Figure 4: 最適木の構築
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\epsfile{file=saiteki.eps,height=30mm,width=60mm}
}\vspace{-2mm}
\end{center}\end{figure}





Noboru KURUMAI
2001-03-20