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包含関係を持つ規則の生成法

包含関係を持つ構造規則は次の手順で生成される。

1.
全学習データを初期の構造規則として汎化を開始
2.
汎化を進めていく過程で他のクラスの構造規則を包含する場合、包含され る構造規則を出力し、包含される規則に当てはまる学習データを除去し汎 化を進める。テストデータに適用する場合には構造規則が出力された順 (例外規則から)に適用する。

5.3に包含関係を持つ構造規則の関係を示す。上記の手順で、基本 的には何層(シソーラスの総段数まで)にも包含関係を持つ構造規則が生成可能 だが、人間の理解しやすさを考慮に入れれば、例外規則と汎用規則の2層が最適 ではないかと思われる。一番下の層は、その構造規則が捨てられるという点で他 の層とは異なっている。この層をノイズの層と呼ぶ。ノイズとして捨てられるか、 その一つ上の例外規則となるかは、構造規則の抽象度の度合、または構造規則が 包含する用例の数に依存する。ある尺度において閾値以下だとノイズと判定され、 捨てられ、閾値以上だと構造規則として採用される。



Charlie &
1999-06-03