包含関係を持つ構造規則は次の手順で生成される。
図5.3に包含関係を持つ構造規則の関係を示す。上記の手順で、基本 的には何層(シソーラスの総段数まで)にも包含関係を持つ構造規則が生成可能 だが、人間の理解しやすさを考慮に入れれば、例外規則と汎用規則の2層が最適 ではないかと思われる。一番下の層は、その構造規則が捨てられるという点で他 の層とは異なっている。この層をノイズの層と呼ぶ。ノイズとして捨てられるか、 その一つ上の例外規則となるかは、構造規則の抽象度の度合、または構造規則が 包含する用例の数に依存する。ある尺度において閾値以下だとノイズと判定され、 捨てられ、閾値以上だと構造規則として採用される。