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従属節の係り受けの定義


通常述語間の係り受け解析では、ひとつの要素の係り先はひとつとされているが、 並列構造を含む文では、ひとつの要素が並列構造のそれぞれに対して係ることも ありうる。

本論文では最も直接的に関係のある従属節同士を係り受け関係にあるとした。ま た、並列関係にあるものは、ALT-J/Eと同様に並列関係にある節同士を 係り受け関係にあるとし、並列構造以前の節が並列構造全体に係る場合並列構造 の最初の節に係る、並列構造の係り先は最後の要素の係り先として表す。(図 [*])

  
Figure: 並列構造での係り受け関係の定義
2#2


   
Table: 係り先候補数と従属節の個数(括弧内は全体からの割合)
係り先候補数 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
従属節数 16(6%) 61(24%) 57(23%) 46(18%) 31(12%) 22(8%) 9(3%) 2(1%) 1(-) 1(-)



asano
2000-03-15