また音節波形接続方式をフレーズへ適用して作成した音声合成は,オピオンスコ アが3.71,対比較実験で7%が良い音だと判定された.このことから,音節波形接 続方式のフレーズへの適用は,文節発声の合成音声と比較すると自然性では劣るが,品質の高い合成音声が作成できることが確認された.
今後は,フレーズのモーラ位置やアクセント型を揃えた合成音声の作成と,音節部品を選ぶ際にどこまで言語的なパラメータの条件を緩和して良いか を調査していく.