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実験結果


実験結果を表1,表2に示す.



表 1: 実験結果(1): 接続位置=音素境界
了解度 正解率(%) オピニオンスコア
評価音節数: 1,750 評価単語数: 100
FTK FYN 平均 FTK FYN 平均
自然音声 99.7 99.9 99.8 4.8 4.9 4.9
syl(na) 99.4 99.7 99.6 3.8 4.1 4.0
syl(ac) 99.4 99.7 99.6 4.2 4.4 4.3
tri(na) 98.2 99.3 98.8 3.4 4.0 3.7
tri(ac) 99.1 99.5 99.3 4.0 4.2 4.1

表 2: 実験結果(2): 接続位置=音素中心
了解度 正解率(%) オピニオンスコア
評価音節数: 1,750 評価単語数: 100
FTK FYN 平均 FTK FYN 平均
自然音声 99.7 99.9 99.8 4.8 4.9 4.9
syl(na) 98.4 99.6 99.0 3.4 3.8 3.6
syl(ac) 99.0 99.7 99.4 3.6 4.0 3.8
tri(na) 98.3 98.6 98.5 3.1 3.6 3.4
tri(ac) 98.2 99.1 98.7 3.4 3.8 3.6



1,表2から, 了解度はアクセントの考慮,未考慮に関わらず,非常に高い正解率を得た. 一方,オピニオンスコアは,アクセントを考慮することで改善することが分かった. また,音素を単位とした場合より音節を単位とした方が良くなり, 音素中心で接続するより音素境界で接続した方が良い結果が得られた. しかし,いずれの条件下でも,了解度は自然音声と同程度であったが, オピニオンスコアは及ばなかった.



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平成16年10月8日