モーラの日本の地名 105,000 件を
合成対象として録音すべき地名の件数を調査したところ,
17,000 件の録音で合成対象全体をカバーできることが
わかった.
また,
音節内の先行子音が破裂音,摩擦音,鼻音,半母音の場合は
前音素環境を無視,
撥音以外の全音節について,
破裂音,摩擦音の後音素環境を同一視
することにより音節部品数を削減したところ,
録音件数は6,000 件で済むことが分かった.
5モーラ語の合成音声について評価試験を
行ったところ,
いずれの合成方法でも比較的良好な了解度が得られた.