next up previous
次へ: 連続音素認識を利用したときのパワー分布 上へ: パワー分布 戻る: パワー分布

ラベル情報を利用したときのパワー分布


人間によってラベリングされたデータから、母音ごとにフレームのパワー の分布を調べた。パワーはフレーム窓長25ms、フレーム間隔5msで計算し た。調査したデータはATRのCsetの中の50文女性話者32名合計1600文である。調 査したデータのなかで/a/の分布を図1に示す。 縦軸は頻度で横軸はパワーである。

この図から、パワーの頻度分布は2つのピークを持っていることがわか る。解析の結果、この図において弱いパワーの領域(以後、弱パワー区 間)はクロージャーや文末などであることがわかった。



図 1: ラベル情報を利用したときの /a/ のパワー分布
\begin{figure}\begin{center}
\fbox{\epsfig{file=figure/hist_a_atr_1stlayer.ps,height=45mm,width=70mm}}\end{center}\end{figure}





平成15年9月30日