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実験条件

音声分析条件を表1に示す。ここでは簡単化 のため、特徴量としてLPCケプストラム (1 次〜16次) を用いた。従って、得 られる音声特徴量 $(x_t)$ は LPC ケプストラムベクトルの系列である。

実験には単語音声 (ATR 5240 単語データ) を並べて疑似的な複数話者によ る対話音声を作成した。話者の一発話 (1ブロック) は複数単語 ($W$) からな り、これを各話者毎に 10 ブロック作成し、総数 $10W$ のブロックを連接し て1つの音声資料とした。さらにこれを 10 セット作成し10 回の実験を行なっ て認識単位毎の分類率を算出しその平均で評価を行なうこととした。話者内で は 10 セットに含まれる単語は全て異なっている。各単語には前後に無音区間 が含まれている。


表 1: 音声分析条件
音声特徴量 LPC ケプストラム係数
標本化周波数 12 kHz
LPC分析 14次
打ち切り次数 16次
フレーム長 21.3 ms (256点)
フレーム周期 10.7 ms (128点)
高域強調 $(1 - 0.97 z ^{-1})$



Jin'ichi Murakami 平成13年10月5日