信号源分解問題の応用例として、複数話者発話の分解問題が挙 げられる。この場合、信号系列はLPCケプストラム等の音響パラメー タに対応し、各カテゴリは各話者に、ブロックの境界は話者の遷移 に対応する。また、従来の音素にかわる新しい音韻概念の獲得のた めの音響単位の自動決定問題[5]や、話者の言語を識 別する問題や、発話様式(単語・文発声・連続発声等)の識別問題 や、音声・非音声の識別問題、さらに言語における品詞ラベルの自 動的な作成および付与の問題[6]などにも応用できる。