next up previous
次へ: まとめ 上へ: 考察 戻る: 認識単位・単語

リアルタイムにむけて

音声認識のリアルタイム化には2つの方法がある。1つにはアルゴ リズムによる計算量の削減であり、もう1つはハードウエアによる 計算コストの分散化である。フレーム同期型の認識アルゴリズムに おいて計算量を削減する方法としてビームサーチが知られている [13]。しかし、この方法を用いるにはフレームごとに $G_t(l,w_0,i)$(表3 step7)のソーティング が必要になってくる。この計算コストはかなり大きい。このため、 超並列コンピュータなどを考えた場合、ビームサーチを採用しない ほうが早くなる可能性がある。今後、リアルタイム化はハードウエ アも考慮して最適なアルゴリズムを考えていく必要があると思われ る。



Jin'ichi Murakami 平成13年10月5日