学習データ量を変化させたときの平均文生成確率の変化を図 6 に示す。
図 6 から、学習データ量を増加するにし たがい平均文生成確率は上昇していることがわかる。仮に学習デー タ量が十分にあった場合、平均文生成確率に変化はないであろうと 考えられるので、学習データの量はまだ不十分であると考えられる。
なお、テキストデータ中のトピックやバックグラウンドの変化など のため、言語データベースの前半部分と後半部分で対話文の内容が 異なっていた。そのため、先頭から2000文で学習したErgodic HMM と先頭から4000文で学習したErgodic HMMでは、ネットワークの定 性的特徴も大きく異なっていた。これが平均文生成確率に変化を及 ぼした可能性もある。