2節において,必要最小限の意味属性の決定するために,粒度に
よる汎化 (S-VSM(g))と 値による汎化(S-VSM(w)) を示した.本
論文でしめした両方法は,どちらも
値を利用しているが,単語
の出現頻度を利用する方法も考えられる.そこで4節の実験の前
に,予備実験として,出現頻度を利用する場合と
値を利用する
場合で
値がどちらが高くなるか調査した.この結果,
値を利
用する場合のほうが良い値を示した.そのため,以後の実験においては
値を利用した.
なお,頻度が大きいが 値が小さくなる単語意味属性は,,「自
尊,卑下」,「敬称(女)」,「自信,自棄」,「生産行程」,「自信」などであっ
た.また,比較的頻度が小さいが
値が大きくなる単語意味属性
は,「乗り物」,「親、祖父母,先祖」,「親」,「報償」,「庭園」,「休
養」,「余暇」などであった.