表2.4に示したアルゴリズムは、連続単 語認識アルゴリズムである。しかし、単語のHMMは一般的に音素のHMMを連結させて作 成する。(例えば「通訳」という単語のHMMは /ts/, /u/, /y/, /a/, /k/, /u/ の計6音素のHMMが連結して作成する。) そこで認識単位を音素として全音素のHMMのシンボル出力確率を計算する。 そして、各単語の、共通の音素のシンボル出力確率は共有する。 これにより計算量が削減できる。