名詞句「」の構造をで表す.ただし,は,
それぞれ,名詞の属す意味属性の番号とする.次に,この構造の名詞
句に対する係り受け規則を式(1)の記法に従って,で表す.
ただし,は係り受けのタイプで,は前方係り受け,は後方係り受
けを表すものとする.この規則を次元によって分類すると図8のようになる.
ここで,オールマイティ記号「*」は,名詞の意味属性のノード番号0に対応す
る.すなわち,ノード番号0は,ルートノードで,すべての名詞を表すから,係
り受け規則上は,意味的制約のないことを意味する.以下では,図8の三種類,
7タイプの構造規則を生成する.