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(2)解析規則の記述形式

名詞句「$AのBのC$」の構造を$(X,Y,X)$で表す.ただし,$X,Y,Z$は, それぞれ,名詞$A,B,C$の属す意味属性の番号とする.次に,この構造の名詞 句に対する係り受け規則を式(1)の記法に従って,$(X,Y,X:D)$で表す. ただし,$D$は係り受けのタイプで,$D=b$は前方係り受け,$D=c$は後方係り受 けを表すものとする.この規則を次元によって分類すると図8のようになる.

図: 生成する係り受け規則の種類
\begin{figure}\setbox0\vbox{
{\small\hspace*{40pt}一次元規則の種類${:(X,\ * ,\ *...
...後方係り)}
}
\begin{center}
\fbox{\box0}\end{center}\vspace*{-4mm}
\end{figure}

ここで,オールマイティ記号「*」は,名詞の意味属性のノード番号0に対応す る.すなわち,ノード番号0は,ルートノードで,すべての名詞を表すから,係 り受け規則上は,意味的制約のないことを意味する.以下では,図8の三種類, 7タイプの構造規則を生成する.


Jin'ichi Murakami 平成13年1月17日