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(2)二次元規則の汎化

二次元規則は,前述の二次元配列を使用して汎化する.ただし,行と列で表され る意味属性の上下関係(包含関係)の情報については,意味属性体系を参照する. この場合,表現を指定する変数が二種類あるため,二方向での汎化が必要な点を 除けば,汎化の方法は,一次元規則の場合と同様である.

図7に,クラス数$K=2$の場合の汎化の例を示す.図では,${m_1}$番目の変数の値 が意味属性$\char93 125$配下にあり,${m_2}$番目の変数の値が意味属性$\char93 522$の配下にある 二次元規則を汎化している.初めに,行方向の汎化で,9つの構造規則が3つの 構造規則に縮退され,次に,列方向の汎化で,3つ構造規則が1つに縮退される から,全体では,9つの構造規則が最終的に1つに縮退される.

図: 二次元規則の汎化の例
\begin{figure}\begin{center}
\epsfile{file=zu7.eps,scale=0.7}
\end{center}\vspace*{-4mm}
\end{figure}

この例では,行方向と列方向のいずれから汎化しても結果は変わらないが,場合 によっては,汎化の順序によって縮退できる規則数に差が生じることが考えられ る.従って,規則数の減少を図るため,双方向の汎化の結果を比べて,縮退でき る規則数の大きい方を採用する.


Jin'ichi Murakami 平成13年1月17日