さて,対象とする表現が,番目の変数と番目の変数で定義されるような二 次元の構造規則(とする)を抽出する.番目と番目の「意味属性 数の木」の情報から,行番号,列番号をそれぞれの「属性数の木」のノード番号 (意味属性番号)とし,要素を「事例数リスト」 とす る二次元配列を作成する.但し,は,変数,の値が,それぞれ行番号, 列番号で示される意味属性であるような事例のうち,クラスがである事例の数 を表す.図6にの場合の例を示す.
一次元規則の場合とほぼ同様,二次元規則は,この二次元配列から求められる. その方法は以下の通りである.
二次元配列の要素に示された個の事例数のうち,どれか一つを除くすべての 数値が0であるような要素を考える.このような要素は,該当する変数の位置に, 配列上の行と列で表される意味属性の語が使用された事例では,例外なくそのク ラスが一意に定まっていることを示している.このことにより二次元規則は容易 に抽出できる.
例えば,いま,行列の位置の要素
の値
が,
であるとすると,下式の二次元規則が得ら
れる.
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なお,一次元規則の場合と同様,規則生成後,当該ノードの事例数リストの値は,
すべてゼロにリセットされる.