図4に,クラス数の場合について,構造定義部の番目の変数に対応した 「意味属性数の木」の例を示す.
ここで,必要十分の標本データから「意味属性数の木」が求められているとし, 番目の属性の木の番目のノードに付与された「事例数リスト」 の各数値について考える.各クラスの事例数を示す個の数値のうち, 番目のクラスの事例数を除くすべての事例数が0であるとすると,このノー ドの表す事例,すなわち,番目の変数が番目の意味属性であるような事例 は,他の変数(番目の変数以外)の値とは無関係に,すべてクラスに属すこ とになる.従って,このノードから,一次元の構造規則 を生成する.但し,は,先頭から番目の変数の値であ る.このとき,規則生成の対象となったノードの「事例数リスト」の値は,すべ てゼロにリセットする.
「意味属性数の木」のノードで,事例数リストが0でない要素を2つ以上を持
つノードでは,一次元規則は存在しないから,そのまま残しておき,後に述べる
ような二次元以上の規則生成を試みる.なお,すべての要素が0であるようなノー
ドでは,構造規則を生成しない.