種々の先行研究

文献 [4],文献 [5],文献 [6]はSNSで拡散されやすい文章を研究している.研究結果として,文章が述べている分野に関係なく,ポジティブ感情を示す絵文字を使用している文章よりもネガティブ感情を示す絵文字を使用している文章のほうが拡散されやすく,拡散されるスピードも早いという結果が得られている.絵文字のみならず,全体的にネガティブな文章のほうが拡散されやすいという結果も得られている.また,多くの人の共通認識や固定観念などが書かれている文章も拡散されやすくなっている.文献 [7]では,政治のスピーチで説得力のある発話にタグを付与したコーパスを作成している.文献 [8]では,説得を行う文章の構造に関する調査をしている.説得力のある文章は,賛成を得やすい文章と類似するため,これらの研究は本研究に関連する.しかし,これらの研究は,文章構造や文章のパターンに基づき説得力について分析を行っている.他にも似たような研究として村田らの研究 [9] [10]も存在している.