閉める | 開ける | ||
素性 | 数値 | 素性 | 数値 |
素性1:鍵 | 0.9645 | 素性1:道 | 0.9363 |
素性1:市場 | 0.9487 | 素性1:幕 | 0.8928 |
素性1:店 | 0.8230 | 素性1:ショー | 0.7464 |
素性としては「閉める」は,「鍵」「店」「市場」「引き戸」など終了に関するものが見られた.以下に例を示す.
中に分類されたにも関わらず置き換え可の値が低くなってしまった原因としては,両方ともある程度有用な素性が得られて機械学習の性能がある程度高くなった.だが,「開ける」は多義性があり,慣用的な表現が多くなったために, 置き換え可の値が低くなってしまったと考えられる.
分類分けが中だが置き換え可の値が低かったものとして,置き換え可の値が低かった,「閉まる」「閉じる」の考察を行った.置き換え可能が低くなった理由として, 佐々本ら[3]と同様に以下のようなものが見られた.
被験者実験と機械学習の性能の傾向が一致しなかった対義語対の考察をした結果,それぞれの対義語対で傾向が一致しなかった原因はわかったが,全体として傾向などはつかめなかった.高中低の分類ではなく機械学習の性能ごとに置き換え可否の値と比較する考察も重要であると考えられる.