1. | 仮説の設定 |
帰無仮説(10#10):「2群間に差がない」と仮定する.
対立仮説(11#11):「2群間に差がある」と仮定する.
2群間に差がなければ,+と-の符号がでる確率は両方とも
12#12である.もし2群間に差があるならば,+と-の符号がでる確率はどちらかに偏る.
2. | 有意水準の設定 |
有意水準とは,仮説を棄却するときの基準となる確率のことである.有意水準は5%設定する.
3. | p値を求める |
10#10が正しいという前提において,極端に偏った検定量が得られるp値を求める.
4. | 10#10を棄却する |
10#10が正しいという前提で求めたp値が有意水準を下回ることで10#10の仮定を棄却し,11#11の仮説が立証することで,2群間に差があることを証明する.この時初めて「統計的に有意差があった」といえる.