「赤」「青」「黄」

(正解例1)
だが辞書を引き始めて8カ月がたつと辞書の中はペンで真っ赤になった。
(正解例2)
学では、私のような元気のいい女の子がたくさんいました。
(正解例3)
ライオンの幼獣にみられる斑紋とトラの黒いしま模様のある褐色の幼獣は「ライガー」と呼ばれ、「世紀の珍獣だ」と騒がれた。

(誤り例1)
本来は白と(赤)の2種類だが、当面は白1色に生産を絞る。

(誤り例2)
事故当日の午前十時十四分、信楽駅上り出発信号が(青)に変わらなくなるトラブルが発生。

(誤り例3)
種類は多く、色は白、ピンク、紫、ブルー、(黄)など。

4.29に単語組「赤」「青」「黄」の機械学習の分類結果を示す. 表4.30に単語組「赤」「青」「黄」の正規化α値に基づいた機械学習が参考にした素性を示す.




Table 4.29: 機械学習の分類結果(「赤」「青」「黄」)
  データ数 再現率 適合率
1000 0.73 0.71
1000 0.67 0.66
1000 0.77 0.81
総数 3000 0.72 0.72


Table 4.30: 機械学習が参考にした素性(正規化α値:「赤」「青」「黄」)


38#38


「赤」「青」「黄」すべての色において,国旗や信号,物のカラーバリエーションを表す文章に多く出現していたため,「赤と青」,「青と黄」,「赤と黄」,もしくは「赤,青,黄」すべてが文中に含まれている記事が多くあった.

各々の素性を見ていくと,「赤」の素性として色の要素では「青」や「黒」が多く見受けられ,赤色のものとして「ペン」や「バラ」,「富士」などの素性があった.

また,素性の一つに「新月」があったため詳しく記事を調べると,

という文を確認し,私は赤十字社がイスラム教圏に対する配慮を行っているということを初めて知ることができたため,いい知見が獲得できたのではないかと考える.

「青」の素性として,色の要素では「赤」や「黄色」が多く見受けられ,青色のものとして「青ジソ(シソ)」や「青切符」,「青イソメ」などの素性があった.

記事を調べると「青切符」とはさほど重大でない交通反則切符のことを指し,「青イソメ(アオイソメ)」は釣りでよく使われる餌のことであることがわかり,こちらも初耳であったため,いい知見が獲得できたのではないかと考える.

「黄」の素性として,色の要素では「褐色」や「水色」が多く見受けられた.黄色のものは「黄斑」,「ユズ」,「黄色ブドウ球菌」などの素性があった.また「黄」において出現率が高かった「韓国」や「中国」では「黄」という名字が多く存在することがわかった.