村田ら[1]の研究では,情報抽出の技術を用いコールセンターでの対話データを表の形に整理し,表から対話に役立つフローチャートの作成を行っていた.
本研究では対話データを表の形に整理した後,その表で類似箇所のマージを行うことで,フローチャートを簡略化する手法を提案する.マージを行うことで,フローチャートの規模が縮小し,チャットボットの管理などを行う際に対話の全体像を素早く把握できるフローチャートになると考えられる.
この提案手法でマージを行ったフローチャートとマージを行う前のフローチャートのノード数を比較する.またマージを行うことでフロチャートの内容に変化が起きる場合が考えられるので,フローチャートの内容に問題がないかを人手で評価する.フローチャートは,ノードはオペレータの質問,エッジはユーザの回答という形で構成されている.