MFダミー手法

一般的に,ユーザの回答に対して,オペレータの質問は一種類に限定し,オペレータの質問に対して,ユーザは複数の回答をするので,フローチャートでは,オペレータの質問はノード,ユーザの回答はリンクで表現する.しかし,構築した表データでは,ユーザの回答に対して,オペレータが複数種類の質問をする場合があった.その場合,ダミーノードとダミーリンクを導入し,ダミーリンクから,複数の質問に対応するノードをつなげることにした.ダミーリンクとはダミーノードから出ているエッジのことである. この手法をMFダミー手法と呼ぶ.

2.2がダミーノードを含む対話の例である.ユーザの回答1に対してオペレータは質問1と質問2の2種類の質問を行うことがある.ダミーノードを追加しない場合,ユーザの回答に対して1つの質問しかフローチャートで表現することができない.ダミーノードを追加することによりオペレータの2種類の質問を含むフローチャートを表現することができる.

図: ダミーノードを含む対話
Image senkou_dummy1