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付録B 字数の削減

7章で言及した通り,字数の多い文の情報を含む列は見づらいため,文の字数を少なくして情報を見やすくする必要がある. そこで,以下の手順で文の文字数を少なくした.図1に文字数の削減手順の例を示す.文字数の削減後の例を表6に示す.この方法で字数を削減できた列は全56列中8列のみであった.この方法で字数を削減できるのは,列に含まれる文の構造が非常に似通っている場合のみであるため,一つでも構造が複雑な文を含む列では字数の削減はできなかった.

  1. 表の各列を文が含む格要素ごとに分割する
  2. 列に含まれる全ての文が同じ格を含む場合は3,4,5の手順を行う
  3. 対象となる文の列に含まれるそれぞれの格の前にアルファベットを添えた文字列を全て結合した文字列(以降,文パターンと呼ぶ)を求める
  4. 格要素の列に含まれる格要素が全て同じである場合はこの格要素の列を消去し,3で求めた文パターンのうち対応するアルファベットを格要素に変換
  5. 文パターンを文の列の項目名欄に表示する

図 1: 文字数の削減手順の例
\includegraphics[width=14cm]{pattern.eps}


表 6: 文字数の削減後の例
  本体サイズは[ガ]X1[述語] 重量は[ガ]X1[述語]
述語 述語
文書1 71×144×8.5mm、 約143g
文書2 68.9×142×6.9mm、 約143g
文書3 72×145×8.7mm 約136g
文書4 10.1mm、 約150g
文書5 66×132×9.6mm、 約140g
文書6 71×144×8.5mm、 約143g
文書7 7.6mm、 約143g
文書8 16.9mm、 約198g
文書9 10.1mm、 約150g
文書10 72×145×8.7mm、 約136g



2018-03-02