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相対的意味論を利用した変換主導型統計機械翻訳(以下,TDSMT)は,学習として,対訳文からIBM model1(単語翻訳確率)を利用して変換テーブルを自動作成する.変換テーブルは相対的意味論に基づいて自動作成する.変換テーブルの形式は「82#82が83#83ならば84#84は85#85」である.
TDSMTは変換テーブルを利用して,入力文を変換し,対訳文の日本語側と一致させる.同じ変換テーブルで対訳文の英語側を変換することによりに翻訳を行う.
まず,3.2節で変換テーブルの作成に利用する意味論について論じる.3.3節でTDSMTの翻訳の手順を示す.そして,3.4節でTDSMTの学習の手順として変換テーブルの自動作成手法を示す.
Hiroto Yasuba
2019-05-08