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目次
記載必要項目と検出に役立つ単語の決定結果
3.4.1節から「問題」「目的」などの出現率が高いことがわかった. 「問題」「目的」などが存在しない論文は何が問題で何を目的にしているかを理解できなくなる可能性が高いと考えられる. さらに, 「例えば」などが存在しない論文でも理解しやすい具体例などがない可能性があり, 論文の内容の理解が難しくなる可能性があると考える. 従って, 「目的」「問題」「例えば」なども記載必要項目である可能性が高いと考えられる.
以上で記載必要項目である可能性が高いとされた単語と3.4.2節のような意味ソート[14]結果を比べ, その単語に類似した単語を人手で検討し, 記載必要項目とその項目の検出に役立つ単語を決定した. 結果を表3.2に示す. 表3.2以外の記載必要項目もあると考えられるが, 3.2節の決定方法では, 表3.2で挙げた4項目を決定した.
表 3.2:
決定した記載必要項目と検出に役立つ単語
項目名 |
検出に役立つ単語 |
| 定義 |
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比較 |
比較 |
| 比べる |
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先行研究との比較 |
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実験結果の比較 |
問題点 |
問題 |
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先行研究の問題点 |
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研究の背景 |
目的 |
目的 |
| 目標 |
| 目指す |
その研究を行う理由 |
例 |
例えば |
| 例 |
| 具体 |
具体例 |
2017-02-24