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RIBES

RIBESは,正解文と出力文の間で,共通単語の出現順序を順位相関係数を用いて,評価を行う自動評価法である. RIBESは以下の式で計算される.
$\displaystyle RIBES(S)$ $\textstyle =$ $\displaystyle NSR × P^\alpha$ (3.9)
$\displaystyle RIBES(K)$ $\textstyle =$ $\displaystyle NKT × P^\alpha$ (3.10)
$\displaystyle P$ $\textstyle =$ $\displaystyle \frac{n}{h}$ (3.11)

ここで,$NSR$はスピアマンの順位相関係数であり,$NKT$はケンドールの順位相関係数である. またPはペナルティであり,$n$は出力文と正解文との間で共通な単語の数,$h$は出力文の単語数で計算する. $\alpha$はペナルティに対する主として使用され, $0 ≦ \alpha ≦ 1$ の値である. 単語の出現順を順位相関係数を用いて評価することで,文全体の語順に着目することができる. RIBESは0から1の値をスコアとして出力し,スコアの値が高いほど翻訳精度が高いことを示す.



s102025 平成27年3月9日