Next: 謝辞
Up: master_thesis
Previous: 今後の対応すべき課題
目次
まとめ
本研究では,名詞述語文を分析することにより,名詞述語文の分類を,範疇叙述
型,属性叙述型,および,外延叙述型に分類とすることに問題ないことを確認し
た.そして,分析を基にしたパターン化の基準を示したので,パターン辞書の構
築が可能になった.名詞述語文の例文を基に41文から21エントリを得た.意味解
析のためのパターンの運用は,実験により,パターンの網羅性は良好であり,照
合結果の選択は,現状では意味属性コードを利用する方法,および,機械学習を
利用する方法のどちらも適応できることを確認した.
今後の課題は,現状では学習データが少ないのでデータを増加させること,本研
究では取り扱わなかった主語なし文や末尾に判定詞のない名詞述語文の対応,お
よび,重文複文全般を網羅している鳥バンク[4]と本研究で作成し
たパターン辞書との比較である.
2015-03-14