ここで, は適合結果の集合, は適合結果(原文,パターン,型名,意味制約,3つ組,および,パターンマッチで代入される変数値で構成.なお, は原文の数および代入のバリエーションにより増大), は からとり出される意味制約であり, はなかでも述語に対する集合(例1では, ), は入力文 の主語の意味コードの集合(一語につき複数のコードが存在), , も同様の集合, は, の型が外延叙述型ならば とし,その他ならば とする. はシソーラス において,2つの意味コードの距離を表す関数である.
シソーラスは,名詞の概念の上下関係を木構造で表す. ルートノードは最上位であり,抽象度が最も高い. 下位ノードであるほど具体的である. ノードは意味コードが付与されている. アークは上下関係のあることを表す. 関数 は,2つの意味コードに対応するノード間のアーク数を返すことで, 意味の距離を表す.