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意味属性を利用した照合結果の選択

意味属性を利用した照合結果の選択は,以下の手順で行う.
手順1:
追加情報および属性値のある適合結果を優先して選択
手順2:
変数がより具体的な適合結果を優先して選択
手順3:
主語,述語の上下関係をもとに優先して選択
手順4:
原文との意味的な近さをもとに選択
ここで,手順1,2は,文法レベルでパターンが適切にマッチしたかを調べ, 手順3,4は,意味レベルでパターンが適切にマッチしたかを調べるものである.

手順1は,それぞれの型の文の構造を確認する. 範疇叙述型は述語の前,外延叙述型は主語の前に連体修飾表現があるかを確認を行う. 属性叙述型では,属性値が抽出されているか確認する. 手順2では, 変数がより具体的な適合結果を選択することにより,文法的な具体性を確認する. 手順3は,範疇叙述型および外延叙述型の意味的な文の構造を確認する. 主語および述語に付与されている意味コードにより, 範疇叙述型では主語が下位で述語が上位の関係, 外延叙述型では主語が上位で述語が下位の関係が,それぞれ成り立っている適合結果を選択する. 手順4は5.4.1節で述べる.



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2015-03-14