外延叙述型

エントリ17のパターンは，主語の前の連体修飾表現，述語の前の連体修飾表現と もに存在する外延叙述型のパターンである．原文は2つで構成する．原文1を例に すると，主語の前の連体修飾表現を「陽性の」が変数MT1で，主語の「食 物」がN2に対応する．助詞の「は」を「が」に選択処理できるようにし， 直後の読点はないが読点を任意化する．述語の前の連体修飾表現の「地面の下で 育つ」がMT3で，述語の「野菜、海草、大豆、小魚」がN4に対応す る．判定詞はMD5である．主語と述語の意味関係は，ある「食物」の外延 を「野菜、海草、大豆、小魚」と述べている文である．よって，主語が上位語で， 述語が下位語である．

[

l]エントリ17

[

l]原文

原文1:

陽性の食物は地面の下で育つ野菜、海草、大豆、小魚だ。

原文2:

最初の自動車は蒸気機関で動く蒸気自動車で、１７６９年にフランス陸軍の技術大尉ニコラ＝ジョゼフ・キュニョーが製作したキュニョーの砲車であると言われている。

[

l]パターン

パターン:

$/\mathit{MT}1\,\mathit{N}2(は\vertが)[、]/\mathit{MT}3\,\mathit{N}4\,\mathit{MD}5$

[ l]選択条件 主語前: T [ l]応用情報 型名: 外延叙述型 上位語: N2 下位語: N4 追加情報: MT3

エントリ18のパターンは，主語の前の連体修飾表現，述語の前の連体修飾表現と もに存在する外延叙述型のパターンである．原文は1つで構成する．原文を例に すると，主語の前の連体修飾表現を「宇宙研の」が変数MT1で，主語の 「主力ロケット」がN2に対応する．助詞の「が」を「は」に選択処理でき るようにし，直後の読点はないが読点を任意化する．述語の前の連体修飾表現の 「今回の」がMT3で，述語の「Ｍ３Ｓ２」は，アルファベットと数字の並 びの型番なのでAN4に対応する．判定詞はMD5である．主語と述語の 意味関係は，ある「主力ロケット」の外延を「Ｍ３Ｓ２」と述べている文である． よって，主語が上位語で，述語が下位語である．

[

l]エントリ18

[

l]原文

原文:

宇宙研の主力ロケットが今回のＭ３Ｓ２だ。

[

l]パターン

パターン:

$/\mathit{MT}1\,\mathit{N}2(は\vertが)[、]/\mathit{MT}3\,\mathit{AN}4\,\mathit{MD}5$

[ l]選択条件 主語前: T [ l]応用情報 型名: 外延叙述型 上位語: N2 下位語: AN4 追加情報: MT3

エントリ19のパターンは，主語の前の連体修飾表現は存在し，述語の前の連体修 飾表現はない外延叙述型のパターンである．原文は2つで構成する．原文1を例に すると，主語の前の連体修飾表現の「ともに使われた」が変数MT1で，主 語の「凶器」はN2に対応する．助詞の「は」を「が」に選択処理できるよ うにし，直後の読点を任意化する．述語の「けん銃」がN3に対応する．判 定詞はMD4である．主語と述語の意味関係は，ある「凶器」の外延を「け ん銃」と述べている文である．よって，主語が上位語で，述語が下位語である．

[

l]エントリ19

[

l]原文

原文1:

ともに使われた凶器は、けん銃だった。

原文2:

掲げる旗は民主主義だ。

[

l]パターン

パターン:

$/\mathit{MT}1\,\mathit{N}2(は\vertが)[、]/\mathit{N}3\,\mathit{MD}4$

[ l]選択条件 主語前: T [ l]応用情報 型名: 外延叙述型 上位語: N2 下位語: N3 追加情報: null

エントリ20のパターンは，主語の前の連体修飾表現，述語の前の連体修飾表現と もに存在しない外延叙述型のパターンである．原文はひとつで構成する．原文を例 にすると，主語の「商品」が変数N1に対応する．助詞の「は」を「が」に 選択処理できるようにし，直後に読点はないが読点を任意化する．述語の「一年 物スーパー定期」がN2に対応する．判定詞はMD3である．主語と述 語の意味関係は，ある「商品」の外延を「一年物スーパー定期」と述べている文 である．よって，主語が上位語で，述語が下位語である．

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l]エントリ20

[

l]原文

原文:

商品は一年物スーパー定期だ。

[

l]パターン

パターン:

$/\mathit{N}1(は\vertが)[、]/\mathit{N}2\,\mathit{MD}3$

[ l]選択条件 主語前: F [ l]応用情報 型名: 外延叙述型 上位語: N1 下位語: N2 追加情報: null

エントリ21のパターンは，エントリ20と同様に主語の前の連体修飾表現，述語の 前の連体修飾表現ともに存在しない外延叙述型のパターンであるが，主語の「商 品」は具体性が低いと判断できる．原文は1つで構成する．原文を例にすると， 主語の「商品」を字面に残す．助詞の「は」を「が」に選択処理できるようにし， 直後に読点はないが読点を任意化する．述語の「一年物スーパー定期」が変数 N1に対応する．判定詞はMD2である．主語と述語の意味関係は，エ ントリ20と同様に，ある「商品」の外延を「一年物スーパー定期」と述べている 文である．よって，主語が上位語で，述語が下位語である．

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l]エントリ21

[

l]原文

原文:

商品は一年物スーパー定期だ。

[

l]パターン

パターン:

$/商品(は\vertが)[、]/\mathit{N}1\,\mathit{MD}2$

[ l]選択条件 主語前: F [ l]応用情報 型名: 外延叙述型 上位語: 商品 下位語: N1 追加情報: null