next up previous contents
次へ: 適合結果の選択について 上へ: 縮退および優先順位付け 戻る: 縮退   目次

上位語・下位語の関係

日本語語彙大系の一般意味属性大系の木構造を用いて, 主語および述語の上位語・下位語の関係から 「範疇叙述型」もしくは「外延叙述型」かどうかの判定を行う. 形態素解析結果を利用し, 適合したパターンの主語が述語と比較して下位語であれば「範疇叙述型」, 上位語であれば「外延叙述型」とし, パターンに付与されている型名と一致している場合は,一致した適合結果を優先する.
[
|]上位語・下位語の関係の例 バッジは、実行グループの一人が落としたものであることも裏付けられている。

上記の範疇叙述型の例では,主語「バッジ」,述語「もの」である. 「バッジ」および「もの」の上位語・下位語の関係は,「バッジ」が「もの」に対して 下位語で,「もの」は上位語となる.範疇叙述型は主語が下位語,述語は上位語という関係なため, この例文には正しく上位語・下位語の関係があると言える.



平成25年6月20日