衣料 | 衣類 | ||
素性 | 正規化α値 | 素性 | 正規化α値 |
素性1:品 | 0.78 | 素性2:対象語が文頭である | 0.70 |
素性3:aa | 0.66 | 素性1:電気 | 0.62 |
素性2:品 | 0.62 | 素性1:物品 | 0.61 |
再現率中の例として,「衣料」と「衣類」という対がある. この対の語は,EDR日本語単語辞書で概念識別子に0e504aのみが与えられており, EDR概念辞書によるとこの識別子は「体に着るもの」を意味する.
正解例1や表6.6から, 直後に「品」がある場合「衣料」と書く使い分けが存在することがわかる. すなわち,「衣類品」という表現は一般に使わず 「衣料品」という表現が使われる使い分けがある. しかし,その他に目立った特徴はなく,正解例2や誤り例2よりわかるように, 名詞を並列して記述する場合でも,どちらを使用するべきだとは断定しがたい. これらより,この同義語対は,使用方法によっては使い分けを必要とするが, 通常使い分けの必要がないと推測できる.