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先行研究との相違点

古本ら[1]は工学を専門とする日本人学生が書いた文章にみられる基礎的な問題点として,提示したテーマに沿った文章を学生に書かせ,3人の日本語教員が全て人手で添削を行い,学生の文章にみられる問題点の分析を行った. しかし,論文内の不適切な箇所を検出し修正するために,毎回日本語専門教員によって人手で添削を行うのは多大な労力や手間がかかってしまう. なるべく人手の手間を減らし,不適切な表現を検出し修正する支援システムが自動化に近づいていくことができれば理想的である. そのためには,不適切と思われる表現の収集と分析を行うことが重要であり,これらを行う過程に自動的な技術を用いることで,支援システムの自動化に近づけることができると考えられる. そこで本研究では不適切な表現の収集と分析に工学的な手法を用いてを行い,不適切な表現の検出,修正を行うシステムの自動化に向けた支援を目指す.



平成25年2月19日